14年間務めた大手自動車メーカーを退職
テックキャンプ エンジニア転職コースを受講
IT企業へジョブチェンジしたまさひで(@john01tgmck)です。
AmazonのKindleUnlimitedを使用して読書していますが、NewsPicks特集がやっていたので一気にDLしました。
田中修治さんの「大きな嘘の木の下で」
前作の「破天荒フェニックス」は年始に3夜連続ドラマになりました。
田中社長役はちょっとチャラ過ぎじゃないかな?と思いましたが、奥野CFO役はドンピシャだと思いました。
まさか本当に「伊藤淳史」さんが演じるとは思っていませんでしたが・・・。
ちなみに、破天荒フェニックスの影響で、乱視用メガネはOWNDAYSで購入しましたw
目次
【大きな嘘の木の下で】を読むと世間の6つの嘘から解放される理由
幸福論のウソ
結論:幸せを追い求めすぎると、自分の幸せのために他人を不幸にしようとする
幸せというのは一人一人感じ方が違うし、隣にいる誰かと比べた時に強く感じる感情である
顔も実名も出さずに安全圏から煽り、罵るような人にならないためにも考え方を変えるべき
ポイント
⭕️「豊かさを追い求める」
❌「幸せを追い求める」
「豊かさ」というのは、知識や体験や技術、人脈など人間が成長していることが指標となるのでわかりやすい。

正直言って「幸せ」と「豊かさ」の違いがよくわかりませんでした。
自分なりの解釈
「幸せ」という言葉はお金がある状態をイメージしやすい
「豊かさ」という言葉は安らぎをイメージしやすい
ニュアンスの問題であって、言いたいことは、お金だけを追い求める人生は不幸だよということではないでしょうか?
例えば子供が小さい時に仕事が忙しい、出世を逃すからとシャカシャカ働いていた男性が定年後に奥さんとゆっくり旅行に行こうと思っていたら奥さん側は「子供が大きくなったら離婚しよう」と考えているかもしれません。
ただお金だけを渡せば良い、お金を渡しているんだからという思考では奥さんに逃げられて当然
もし家事・育児のほとんどを奥さんが担っているのであれば「お金」以外の「感謝」や「一人の時間」を渡す事が大事だと考えています。
少し話が飛びましたが、この章で一番刺さったのは「日本という恵まれた国に生まれたのに日本人の幸福度が低い」という部分です。
日本という国に生まれた時点で幸福度は高いはずなのに、世界の幸福度ランキング2020をみると62位とかなり低い位置にいます。
日本に生まれた利点
- 医療機関が充実している
- いろんな国へ手軽に行ける
- 餓死することはない
- 綺麗な水が飲める
また、「日本の若者の死亡原因の1位は自殺だ」と言われると日本不幸!って思ってしまいます。
ですが、別の見方をすると病気や事故や戦争で亡くなっていないという事がわかります。
まとめ
- 周囲と比較しない
- お金だけを追い求めない
- 日本は恵まれている事を意識する
お金論のウソ
結論:お金自体に価値はない、交換して初めて価値が生まれる。ただの紙切れだと思う事が金持ちになる一番の近道かもしれない。
理由:お金に価値があると思い込んでしまうと、自分の貴重な「時間」を切り売りする事になる。
例えば僕のやっていた作業はフォークリフトを使用してA地点からB地点へ物を動かすだけの単調な作業でした。
安定した給料が目当てで入社したので、目標は達成していたと言えますが、とても退屈でした。
自分がお金に価値があると思い込んでいたからです。
生きていく上でお金はとても大事な物ですが、目的をお金にしてしまうと、退屈な日々を過ごすことになります。
お金を溜め続けて貧乏になるのではなく、お金を使ってスキルや人脈を広げ、お金持ちになる方がずっと楽しそうです。
自分が転職を決意したのは、市場価値をあげたいからと言う理由があります。
人脈形成がとても大事だと思うので、プロボノワーカーとして事業に携わってもいます。
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参考【現状に満足していない方必見】全く新しい働き方をしてみませんか?
14年間務めた大手自動車メーカーを退職 テックキャンプ エンジニア転職コースを受講 IT企業へジョブチェンジしたまさひで(@john01tgmck)です。 先日このようなツイートをしました。 Sync ...
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お金の使い方で一番いいのは先行投資であり、実際に新しい人と会う「場」にお金を払ったり、スキルを習得するために新しいPCを購入するなどではないでしょうか?
日本人は「もったいない」精神が強いので、先行投資しておけば払った以上の価値を見出そうと自動で頑張ると思います。

子供へのお金の対応
⭕️お手伝いしてくれたから500円と交換してあげる
❌お手伝いしてくれたからお金をあげる
交換と言うワードを入れる事で、子供が何かを買う時に、「あんなに頑張ったんだからこれと交換は不釣り合いだな」と一白置くようになるそうです。
お子さんのいる方は試してみてはどうでしょうか?
仕事論のウソ
結論:楽しく働いていない人は職場や職業を変えるべき
理由:労働として働いていては楽しんで働いている人に勝てるわけがない
「売り手個人に価値がある」
モノは溢れ、サービスも溢れてきているこの時代「ヒト」に価値が見出されている。
この人だから買おう
この人だから参加してみよう
このように一個人に魅力があればそれだけで価値になる。
もう「お金をもらうことが労働」という感覚を捨てて、「遊ぶように楽しめる職業に就く」事が重要なのではないでしょうか
OWNDAYSの面白いところは仕事とゲームを混ぜているところです。
仕事をゲームにする5つの要素
- 成長:役職が上がるとバッジの色が変わる
- 育成:専門の教育担当者を作らない
- バトル:競合他社との売り上げ比較
- 収集:無遅刻・無欠勤や売り上げ予算を達成するとマイルが貯まる
- 交換:4で集めたマイルを商品や体験と交換する事ができる
実際に店舗に行った事がありますが、店員さんの対応は楽しんで仕事をしている感じがありました。
成功論のウソ
結論:成功はアート、失敗はサイエンス
NewsPicksのTheUPDATE「起業家が成功する条件」で出てきた言葉
理由:人の成功体験なんて聞いてもムダ、学ぶべきは失敗談
どれだけ成功体験の本を読んだところで、再現性はほとんどない
その人だからその方法で成功しただけであって、僕が同じ方法をとったとしても同じ結果になるとは限らない。
だからこそ、成功体験の本がどんどん出てくるし自己啓発本も世に蔓延している。

失敗には共通点があるので、同じ轍を踏まない事
失敗するパターンを徹底的に分析する事で、成功するかどうかはわからないが、失敗する確率はグッと減る
例えば女性にモテたい場合以下のポイントを気にする事で嫌われる確率はグッと減る
女性に嫌われるポイント
- 口や体が臭い
- すぐに否定する
- マウントを取りたがる
- 自慢話が多い
- 自分語りが好き
付き合えるかどうかはわからないけれど、嫌われることはなくなると思います。
もし今、行動を起こしたいけれど、起こせない場合とても良い方法があります。
『毎日違うドリンクを飲む』
え?それだけ?って思うかもしれませんが、新しいことに挑戦するっていうことは今までの習慣を壊すことです。
朝寄っているコンビニを毎回変えたり、歩く道を変えたりする事で新しい発見があるかもしれない。
そもそも、飲み物も変えられない人が起業や転職で成功できるはずがない。
僕も転職前に昼ごはんを意識的に変えたり、食堂の座る位置を変えたりしていました。
すっっっごい小さい事なのに勇気がいるのが不思議です。
嘘だと思ったら明日から実践してみてください。
人生論のウソ
結論:人生において選択なんて意味がない
理由:選択した後の行動・努力で正解だったか不正解だったか決まる
なぜ選択することに拘ってしまうのか??
- 自分は選択を間違っただけと思いたい
- あの人はたまたま選択したタイミングが良かった
自分が努力しなかった言い訳を作りたいだけなので、選択に囚われてはいけない。
選択に迷ったら本書では、まず「面白い方を選べ」と書いていますが僕は「大変そうな方を選ぶ」ようにしています。
なぜかというと自分の目的が「成長すること」だから
目的によって判断基準は変わってくると思いますが、選択に囚われず、目的がブレなければ大丈夫
今、自分が決めたその選択が、将来正解だったと思えるようにあなた自身が納得のいく努力や行動をできるかどうかだ。
そのためには目的や目標を書き出し、ブレない信念を持つ事が大事
経営論のウソ
結論:経営者は善人や聖人君子にならなくても良い
理由:社員の不満を全て解消する事なんてできない
関わる人たちの不満を解消する事ではなく、「納得」してもらう事が大事
お金だけが目的の時代はもう終わり、やりがいや自己成長を求めている人が増えている。
僕の参加しているプロボノワーカーのチームメンバーにも大企業で働きがいが無く、やりがいと自己成長を求めて参加している若い子がいます。
古い体制を崩せない企業から若手がどんどん辞めていき、裁量権のある楽しい企業が大きくなっていく
OWNDAYSの面白い仕組みの中に「選挙」があります。
昇進や昇格、役職移動など全て立候補で決め、複数人いた場合はみんなの前でプレゼンをします
その後投票が最も多かった社員が昇進したり昇格していきます。
読めば読むほど面白い会社だと思いました。
まとめ
この本を読んで、今まで「常識」と思っていた事がウソだとわかりました。
とはいえ、個人の力で稼げていないので、まだまだ「お金」に惑わされていますし囚われています。
お金なんて後からついてくると言えるように自己成長し続けます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
本書のサブタイトルは『~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~』なので、まだまだあります。
気になる方は手にとって読んでみてください。